江戸の厄除け五色不動めぐり

出発地
目黒不動尊
目的地
五色不動(目青不動尊・目白不動尊・目赤不動尊・目黄不動尊)
交通手段:電車または車 所要時間:約1日

あらすじ

「目黒」の地名の由来には諸説ありますが、その1つとして挙げ有れているのは、ご存知「目黒不動尊」です。
「目黒不動尊」のほかに都内には「目白」「目赤」「目青」「目黄」と合わせて五色のお不動さんがあるのはご存じでしたか?

徳川幕府3代将軍家光は邪気、煩悩を振り払う厄除けや健康祈願・病の平癒のご利益を授かる不動明王を江戸の東西南北の方位に祀り、江戸城の方難除け、江戸5街道の守護として江戸市中の平穏安定を願ったのが、その始まりと言われています。

コロナ禍で遠方に出かけることも難しい状況でしたので、1日も早い収束と由来巡りとして、目黒不動から順に各不動尊を周る「五色不動巡り」を紹介します。

目黒不動尊(目黒区)→ 目青不動尊(世田谷区)→目白不動尊(豊島区)→目赤不動尊(文京区)→目黄不動尊(台東区)→目黄不動尊(江戸川区)
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目黒不動尊(泰叡山 瀧泉寺)

スタートは目黒不動、お不動さんから。
平安時代の808年(1200年以上前!)に創建された天台宗の寺院で正式名称は「泰叡山瀧泉寺」です。

公式サイトによると、
(後の天台座主第三祖)慈覚大師・円仁が、故郷の下野国(今の栃木県)から比叡山に向かう道中、この地で一晩過ごします。
その晩、夢の中に不動明王が現れ、その姿を像として彫刻して安置し、後年にお堂を建立したのが創まりとされているそうです。
この像は12年に一度、酉年の年に御開扉(御開帳)されており、次回は2029年です。
江戸時代には、三代将軍徳川家光の庇護により「目黒御殿」と称されるほど、50を超える伽藍が整備され「不動信仰の地」として、江戸随一の名所として賑わいを見せていたそうです。
現代でも成田山新勝寺や高幡不動らと並び、日本関東三大不動の1つと言われています。


【仁王門】
 目黒不動の多くの建屋は空襲で焼失してしているため、昭和36年に再建されました。
左右には、目黒在住の彫刻家、後藤良(なおし)が制作した阿吽の呼吸の由来である、開口(阿)那羅延金剛・閉口(吽)密迹金剛が祀られています。

【鷹居の松(たかすえのまつ)】
 仁王門を過ぎた境内中央に大きな松の木があります。
これは三代将軍家光がこの地で鷹狩りをした際、その愛鷹が行方不明になったため自ら不動尊に祈願しました。
すると、その鷹が本堂前の松の木に飛び帰ってきたため、その威力を尊信し支援するに至り、前述の「目黒御殿」と言われるまでの大伽藍が完成したと言われています。

【独鈷の滝(とっこのたき)】
龍泉寺の名称の由来となっている泉。慈覚大師が手持ちの独鈷(とっこ)を投げたところ、崖地から水が噴出したと伝えられています。
開山当初から流れており、今でこそ水量も減っていますが、江戸時代の頃までは流れ落ちる水を利用して滝行が行われている様子が、当時の浮世絵に描かれています。

【大本堂】
 関東三十六不動霊場 十八番札所となっている大本堂。ご本尊は不動明王。本堂裏手には、大日如来像(不動明王は大日如来の怒りの姿と言われています)が本尊を守る様に鎮座していますので、時間がある際には回ってみてください。


上記以外にも、さつまいもの普及で知られる儒学者「青木昆陽」の墓や像、明朝体フォントの生みの親「野村宗十郎」の銅像など見所の多いスポットです。
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概要
龍泉寺(目黒不動尊)
東京都目黒区下目黒3-20-26
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東急目黒線 不動前駅から徒歩15分
JR山手線 目黒駅/五反田からバス10分
WEBサイト

目青不動尊(最勝寺)

三軒茶屋のランドマーク、キャロットタワーのすぐ脇、世田谷線の線路沿いに佇む寺院が目青不動尊(最勝寺)です。
正式名称は竹園山最勝寺教学院、「教学院」の通称で呼ばれています。

目青不動は、室町時代の1311年に、現在は皇居の一区画となっている江戸城内紅葉山付近に創建されました。
1457年の江戸城築城時に現在の麹町付近に移転します。
その後、赤坂・青山百人町と移り、1909年(明治42年)に現在の場所に至ります。
本尊である不動明王も元は、麻布谷町にあった観行寺というお寺に祀らていましたが、1882年(明治15年)に廃寺となり、最勝寺に遷されました。現在は秘仏となっているため、金網越しにしかお顔を拝する事は難しいようです。

境内には、教学院の本堂と不動堂があり、世田谷名木百選に選ばれた樹齢100年のチャシノキが植えられています。
都内屈指のショッピング・住宅街の間に佇む隠れたパワースポットです。
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概要
目青不動(最勝寺)
東京都世田谷区太子堂4-15-1
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東急田園都市線 世田谷線 三軒茶屋駅 徒歩3分
WEBサイト

目白不動尊(金乗院)

地下鉄副都心線鬼子母神駅から徒歩7分程、山手通りから少し入りこんだ住宅街にひっそりとあるのが「目白不動尊」です。

目白不動も元は、新長谷寺という金乗院から東へ1キロ離れた椿山荘の辺り(文京区関口)にありました。
新長谷寺は戦災で焼失したため、本堂と本尊も金乗院に移されまて現在に至ります。

五色不動の中で唯一の真言宗寺院になります。
ご本尊の不動明王像(断臂不動明王(だんびふどうみょうおう))は、弘法大師空海が出羽・湯殿山で刻んだと伝えらていて、こちらも秘仏となっています。開帳は年4回の護摩行時のみ。

三代将軍徳川家光より目白の号が贈られ、このあたりが目白台と呼ぶこととなったとも言われています(諸説あり)。

五代将軍綱吉や同母桂昌院の篤い帰依を受け、門前町家19軒、寺域除地1,752坪と、「境内眺望勝れたり、雪景もっともよし」と江戸名所図会)に記載されるほど栄えていたようです。
裏手の墓地を抜けると高台にあるのが分かるため、当時は眺望良かったのだろうと想像できます。
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概要
目白不動尊(金乗院)
東京都豊島区高田2-12-39
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東京メトロ副都心線 雑司が谷駅 徒歩7分
都電荒川線(東京さくらトラム) 学習院下駅 徒歩3分
WEBサイト

目赤不動尊(南谷寺)

元和年間(1615〜24)、比叡山南谷の万行律師が、伊賀国(いまの三重県)の赤目山で黄金造りの小さな不動明王像を授けられ、諸国をめぐり、動坂(下駒込)の地にお堂を構えたのが始まりです。
寛永年間(1624〜44)、三代将軍家光が鷹狩の途中に偶然立ち寄り、由来を聞いた際にここを目赤不動尊とせよとの命を受け、現在の土地を授かりました。以降、目赤不動尊として、庶民の信仰を集めたと伝えられています。
その後、空襲で本堂、不動堂などが焼失したが本尊は難を逃れ、戦後、本堂や不動堂が復興され今日に至ります。

境内には阿弥陀如来を本尊とする本堂と赤目不動王を祀る不動堂が建てられています。
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概要
目赤不動尊(南谷寺)
東京都文京区本駒込1-20-20
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地下鉄南北線 本駒込駅 徒歩2分
WEBサイト

目黄不動(永久寺)

目黄不動は2か所あるとされ、その1つが台東区三ノ輪にある「永久寺」です。
昭和通りと明治通りの交差点「大関横丁」と日比谷線三ノ輪駅からすぐところにあり、五色不動の中でもっとも交通量が多いところにあるのが特徴です。

歴史は古く創建は南北朝(14世紀)の頃だそうで、真言宗の寺院として創建されましたが、のちに禅宗、日蓮宗と宗派が変わり江戸時代になり現在の天台宗の寺院として整備されました。
日光街道に面した立地から街道の道中安全祈願として目黄不動尊にするよう命じられ、多くの参拝者を集めました。

場所柄、道路沿いに門構えがあり、一見入りずらそうな印象です。
門を開け中に入ると境内横に不動尊があります。
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概要
目黄不動(永久寺)
東京都台東区三ノ輪2-14-5
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東京メトロ 日比谷線 三ノ輪駅 徒歩2分
WEBサイト

目黄不動(最勝寺)

最勝寺の正式名称は「牛宝山明王院 最勝寺」と呼ばれています。

目黄不動とされる不動明王像は、天平年間(729~766)に良弁僧都(東大寺初代別当)が東国巡錫の際に、隅田川のほとりで不動明王を感得し、その御姿を像としたのちにお堂が建てられましたのが起源と言われています。
最勝寺は、目黒不動と同じ慈覚大師円仁が東国巡錫の際に、隅田川畔(現・墨田区向島)にて、釈迦如来像と大日如来像(不動明王像)を本尊として860年に建立し、大正時代に駒形橋の架橋工事による区画整理のため現在地に移転しました。

境内には大日如来を祀る本堂、不動尊を祀る不動堂があり、不動堂の周りには蓮の花を活けた連鉢や蘇鉄の木があり目を見張ります。
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概要
目黄不動(最勝寺)
東京都江戸川区平井1-25-32
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JR総武線 平井駅から 都営バス(平23)小松川三丁目 バス停から徒歩で7分
東京メトロ東西線 葛西駅 都営バス(平23)小松川三丁目 バス停から徒歩で7分
都営地下鉄東大島駅 都営バス(平28)小松川三丁目 バス停から徒歩で7分
WEBサイト

モデルコース

電車利用の場合

武蔵小山駅~目黒不動尊 徒歩15分
目黒不動尊~渋谷駅~三軒茶屋駅~目青不動 30分
目青不動尊~三軒茶屋駅~鬼子母神駅~目白不動 30分
目白不動~鬼子母神駅~本駒込駅~目赤不動 45分
目赤不動~白山三バス停~大関横丁バス停→目黄不動(永久寺)30分
目黄不動(永久寺)~三ノ輪駅~平井駅~目黄不動(最勝寺) 45分
目黄不動(最勝寺)~武蔵小山駅 60分

最後に・・・

いかがでしたでしょうか。

電車利用だと、10時に出発して、夕方戻る様子になるのでちょうど1日。
車であれば、昼前に出発して夕方戻る時間配分になります。

目黒・目白の由来の一説にもなり、江戸の繁栄の一助となった江戸五色不動巡り。
近くに合って知ってそうで知らなかったパワースポット巡り。
行ってみてはいかがでしょうか。
モデルプランへのお問い合わせはこちら 旅行の相談は、株式会社メメントリップ

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